決算を迎える経営者の悩みの一つとして、節税対策が挙げられます。
その為には決算月の3ヵ月前あたりから対策を練るための準備期間が必要となります。
利益の着地予測から法人税等や消費税の納税予測をしっかりと見越したうえで、現状の資金状況から可能な節税の検討をすることが大切です。
ただ注意しないといけないことは、会社を強く筋肉質にしていこうとする場合には、「税引後」利益を蓄積して内部留保を大きくしていかなければなりません。
その為にはある程度の納税が必要になります。
節税には大きく分けて2つあります。
「守りの節税」と「攻めの節税」です。
「守りの節税」とは、会社や経営陣を守るための節税で、「保険の加入」や「中小企業倒産防止共済の加入」、「健康診断の実施」などが挙げられます。
業績の好調なときに、「将来もしかしたら、経営状況が悪くなるかも」と想定して、事前に手を打っておくというのは、経営の王道です。このための節税を「守りの節税」といいます。
「攻めの節税」とは将来の売上向上などつながるための節税で、「広告宣伝費の投入」や「研修などの費用」、「人材への投資」、「設備の購入」などがあります。
将来的に回収を見込んだうえで先行投資的な位置づけの戦略経費となります。
節税には基本的に資金流出を伴うことが多いですので、経営者として節税を考えるときには現在の会社の経営状況から、守りの節税が必要な状況なのか、攻めの節税を実行すべきなのかを慎重に判断するようにしましょう。
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