記帳とは、一般的に、日々の取引を帳簿に記入することをいいます。
簡単にいうと、現金売上があれば売上金額や入金金額を記録し、経費の支払があれば経費金額や出金金額を記録していきます。
記帳には様々な売上計上のルールがあり、「商品の売上」「商品の仕入れ」「給与の支払い」「経費の支払い」「備品の購入」などの際には記帳をする必要があります。
ですが、それぞれの科目によって計上方法や経費とできる上限が異なり、計上方法によって会計数字が変わってきます。
事業を営んでいる人は、個人であっても法人であっても、誰でも年に一度は決算を行い、税金を申告する『確定申告』を必ず行わなければなりません。
確定申告とは、一年間の収入や費用を計算して、税額を決定し納付するものです。
記帳はその確定申告の基礎資料となるものですので、事業を行う人はだれでも必要な業務となっています。
また、金融機関からの借入をする際や、経営状態を把握する際には、日々の記帳の結果からわかる「試算表」などを作成し、経営者は常に最新の情報を知っておかなくてはなりません。
そういった資料を作成していない場合、金融機関からの借入ができなかったり、税務調査の際に自身の正当性を証明できなくなったりしてしまいますので、必ず正確に行っておく必要があります。